Web業界で求められる人材像とは

先週の土曜日に、北海道Webコンソーシアムの定例会があったので、久しぶりに出席しました。

今回のテーマは、『自分の進むべき道は?? 今後もクリエイティブ業界で活躍するためには。』で、人材エージェントのエイクエントのかたがスピーカー。
今求められる人材像についてお話しされました。
少しメモを取ったので、差し支えない範囲(たぶん)でまとめておきます。

モバイルサイトを作れる人が少ない

モバイル系(モバイルサイトの制作・ディレクション)の仕事ができる人材が圧倒的に足りないそうです。
これは昨年の春頃から感じていたことですが、札幌について感じた範囲で言えば、モバイルサイト、しかもキャリア公式サイトになるような本格的なものを制作した経験のあるクリエイターが、少ないんじゃないかなと思います。

でも、人件費が安いから、企業としては地方で作りたい、ってところでしょうか。
ちょっと前のWeb制作も、アウトソーシング先は札幌や沖縄などの地方というところは多かったみたいですね(今は外国でしょうか。オフショアとか)。
制作会社でも、東京に本社や支社を置き、そこで受注して、札幌オフィスで制作をしているところは多かったですが、今回の不景気で撤退したところがたくさんあります。

私自身も、既にコーディングの代行やMTの構築だけでは食べていけないなというのは、かなり前から感じていて、ディレクションや講師業をやったりしていました。
これから先は、営業コンサル的なことも多く求められるでしょうね。売れるデザイン、売れるサイトを提案できないと、残れないのではないでしょうか。

とにかくヒューマンスキルが大事

それで、企業はどういう人を求めているかと言うと、話を聞いた限りでは、技術的なことはもちろんですが、コミュニケーションがきちんと取れる人が第一じゃないかと感じました。

1人でもくもくと制作していていいなら特に必要ないのかも知れませんが、小さい会社だと(小さい会社のほうが多いですね)、クライアントの打ち合わせ、折衝、制作進行と、何かと人と話をすることが多いので、いかにその場面でスムーズに仕事を進められるかじゃないかと。

「空気が読める」というのも何度も出ました。
これは、クライアントの意図することに気がついたり、周りの仕事を見て、自分が何をするべきか考えられるということでしょう。
その他、「気遣いができる」「前向きに取り組める」「あいさつができる」などが挙げられました。

社会人として最低限のことはしましょうね、という話ですが、これが出るということは、できていない人が多いんでしょうか‥‥。

私自身も、初対面の人と会って話す、説明するのは得意ではないので、意識して言葉を発しなくてはいけないなと思いました。

目標を明確にする

転職希望者の中には、何歳までに何をしたい、どういう自分になっていたい、というビジョンをハッキリ持っている人は少ないそうです。
「なりたい自分」の像を持っていないと、そのために今どうしたらいいか、ということもわからず、今やるべき事を見失ってしまいます。

「何年後にどうなりたいか」を決めて、そこから逆算して、じゃあ今やっておかなくてはいけないことは何か? と考えると、今やるべきことが見えてきそうです。

自分の武器を作る

当たり前すぎることなんですが、今仕事でやっている技術も、2年後には陳腐化していると思ったほうが良いです。
たとえばMTのサイト構築は、少し前まではニッチなスキルでしたが、今は書籍もたくさんあるし、できる人はたくさん居ます(逆にできないとまずい)。

すでにHTMLコーダーはコーディングだけではやっていけてないので、phpができる人も増えてきましたし、単価もどんどん下がっています。もしかしたら将来は完全に自動化されるかも知れません。
今必要な技術の他に、これからニーズが増えそうなものを察知して、人より早く身に付けないと、大きく差をつけられてしまうでしょう。

個人的には、営業センスやディレクションなど、人と接する系のスキルの強化が必須だと考えています。
大体の場合は売上向上のためにWebサイトを作るので、いかにその部分に力を入れていけるかですね。

1時間弱の話だったので、話題に出たのはこれぐらいでしたが、IT関連の業務に従事する人が増えたぶん、かなりシビアな世界になったんだなぁと思いました。
私自身、フリーランスで仕事をしていくなかで、求められるものは年々シビアになっていると感じています。

その中でいかにして生き残るか、こういう時代だから、より真剣かつ一所懸命に考えないといけないし、現状維持はマイナスでしかないのだと思いました。

また、日々の仕事についていろいろ考え直すきっかけになり、良い定例会だったと思います。
Webコンソーシアムの事務局のみなさん、おつかれさまでした。

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